WebPort Global(WPG)はこの2ヶ月間、東南アジア地域に関して発信してきました。それらに目を通していただいたことで、この地域でビジネスを始めることをお考えの人もいるかもしれません。WPGはこの地域で企業が注力すべき5つの産業に注目しました。
1. メディカルツーリズム
もし旅の最中にもっと可愛くなれたらいいと思いませんか?東南アジアは韓国や日本に次ぐメディカルツーリズムが盛んな地域です。タイでは、メディカルツーリズムは年間1兆ドル規模の産業で、中東から心臓病や肥満の治療に来たり、アメリカ、ヨーロッパからは美容整形のために来る人もいます。フィリピンもこれらの分野が有名な国です。
とても大きなビジネスであり、医療や医療器具の需要も高まっているため、成長も見込めます。また、病院のデザインや外観を設計するような会社にもビジネスチャンスがあると言えるでしょう。
2. 観光業
観光業は東南アジアでは注目の産業です。熱帯気候、豊富な文化、素晴らしい食事、リーズブルな値段が数え切れない旅行者を夢中にさせています。例えば、ラオスは2008年にニューヨークタイムズで1番行きたい場所にランクインし、カンボジアのアンコールワットは最近の旅行者のバケットリストに入っています。木や熱帯植物など緑溢れるヤンゴンも最近では注目されています。
これらの地域では多くのホテルが建設されていますが、まだ需要には見合ってないように感じます。なぜなら、予約が取りづらく、ハイシーズンは料金がとても高いからです。したがって、観光インフラとリゾートは、カンボジア、ラオス、ミャンマーのような国々でとてもチャンスがあると言えます。電力の需要も高まっています。今すぐにでもこの産業に足を踏み入れることをおすすめします。
3. 石油とガス
石油とガスは必須のセクターで、経済を発展させ続けるには欠かせません。例えば、タイ国内のエネルギー消費は石油と天然ガスがベースとなっています。フィリピンの石油生産は2012年から2019年にかけて役3分の2上昇すると見込まれています。要するに、石油やガス関連の器具、またそれに関わるインフラは引き続き需要が高いのです。
さらに、多くの国々が新しいエネルギーに注目しており、クリーン技術、それに加えて、石油とガスとそれに関連するサービスも市場では重要になってきます。二酸化炭素貯留、ガソホールやバイオディーゼルも注目のセクターになっています。
4. 農業
農業は歴史的に、貿易市場で最も活発なセクターの1つとなってきました。特に東南アジアでは、多くの国々が農業に関わってきました。人気があるものは、コーヒー、粗糖、小麦、ゴム、魚、肉や海産加工品などです。
ASEANの貿易協定や特恵関税制度(GSP)を使うことで、東南アジアの国々の間やその他の先進国との間の農産物の貿易プロセスは将来、より簡単かつコストパフォーマンスが良くなると見られています。アメリカをベースにした企業で市場に興味がある場合は、WPGのパートナーであるDatamyneが提供している以下のリソースをチェックしてみてください。
5. 交通インフラ
インフラが乏しいのは東南アジアの国にとって痛手となっています。しかし、もしあなたがこの分野のビジネスに従事しているなら、ビジネスチャンスがあるということを意味します。例えば、インドネシアは交通手段が乏しく、需要はとても高まっています。タイの鉄道では新たな高架を作る計画があります。ミャンマーの鉄道は外国人をターゲットとした贅沢な列車を導入する計画があるようです。
鉄道システムは大企業の支援が必要ですが、信号機や貨車、その他ハードウェアの面での供給を手助けすることは可能だと思います。
多くのビジネスチャンスがありますが、まずはどの国においても面と向かって信頼関係を築くことを優先させましょう。