バリで正式に雇用されたら、KITASという就労ビザを取得しなければなりません。地域当局はバリで外国人が違法就労することに対して、とても厳しく取り締まっているからです。(この法律を犯した場合は莫大な罰金と国外追放になる可能性があります。)
インドネシアで就労ビザを申請するには、まずあなたを雇用してくれる企業を探さなければなりません。この企業があなたの保証人になるのです。
就労ビザは6ヶ月の滞在に有効で、6ヶ月ごとに新しいビザを申請する必要があります。まれにインドネシアに住んでいなくてもKITASの延長申請をすることができる場合もあります。ジャカルタの移民局で申請をし、当局があなたがインドネシアを去るべきか、就労ビザを延長するかどうかを判断します。
また、1年ずつの延長が可能な5年間の就労ビザを申請できるケースもあります。この5年間KITASを申請できるのは、以下の場合です。
・インドネシアでPMAタイプの企業の取締役である
・インドネシアで働く分野での学位と最低5年間の経験がある
就労ビザの受け取り方
ステップ1. 雇用者と被雇用者が必要な書類を揃えましょう。
雇用者が提出する書類(ビザの保証企業):
・企業のレターヘッド10部(企業の取締役のサインがあり、会社印が押印してあるもの)
・企業の事業許可証、SIUP、TDPのコピー
・企業の所在地
・組織構造
・企業活動のコピー
・SKTU(Surat Keterangan tempat Usaha:企業の所在地証明のコピー)
・NPWP(Nomor Poko Wajib Pajak:企業の納税ナンバーのコピー)
・雇用契約書のコピー
・KTP(管理職のIDカードのコピー)
・UU no.17, 1981に適合している報告書のコピー
被雇用者(ビザの申請者):
・パスポートの全てのページのコピー(残存期間18ヶ月以上のもの)
・学位記(必要に応じて英語またはインドネシア語に翻訳する)
・1年間有効な健康保険
・CV(英語)
・写真2×3、3×4、4×6(各6枚ずつ、背景は赤)
ステップ2. 全ての書類を移民局に提出し、TELEXを受け取りましょう。
全ての書類を提出すると、ジャカルタの移民局で手続きが進められ、TELEXを受け取ることができます。これはビザの許可証になります。TELEXはインドネシア大使館でKITASを受け取る際にも使われます。
注意:TELEXをジャカルタの移民局から受け取るための書類作成は最低でも2ヶ月かかります。
ステップ3. あなたの国(または申請可能な国)のインドネシア大使館でKITASを申請しましょう。
大使館でビザを申請する場合に持参するもの:
・有効なパスポート
・記入済みの申請フォーム
・3×4の写真2枚
・TELEX(ジャカルタの移民局から発行されるビザ申請を許可する公式文書)
大使館でのビザ手数料は100米ドルです。
重要な情報
1. 労働許可証の手数料は月100米ドルです。
2. KITASにはあなたの雇用主と職種について記載があります。この記載以外の場所や職種で仕事をすることは禁止されています。
3. 6ヶ月のKITASを受け取ったら、この6ヶ月の期間内に出国しなければなりません。もし出国が遅れる場合は、移民局で許可を受け、オーバーステイの手数料を払いましょう。その際に、出国するためのチケットを提示する必要があります。
4. 1年のKITASを受け取ったら、出国する前にKITASの取り消し手続きをおこな必要があります。
その他の就労ビザ支援サービス
もし出国許可が必要になったら、KITASを取り消すか延長(更新)する手続きのお手伝いもできます。
KITASの更新と延長
料金:5,500,000ルピア
KITAS延長申請に必要な書類:
・パスポート
・ブルーブック
・IMTA
・DPKK
・企業のすべての登録書類のコピー
KITASの更新は少なくとも失効日の2ヶ月前には申請するようにしましょう。新しいKITASを申請した後に出国することはできません。
KITASの取り消しと出国許可
1. 1年のKITASの取り消し手続き:800,000ルピア
2. 6ヶ月のKITASの取り消し手続き:500,000ルピア
3. 6ヶ月の出国許可:1,500,000ルピア
4. 12ヶ月の出国許可:2,000,000ルピア
必要書類:
・パスポート
・KITAS
・ブルーブック
・IMTA
・DPKK
・RPTK
・バリから帰るチケット
・企業のレターヘッド(管理職のサインと会社印が押印されているもの)
KITASが失効する7日前までに取り消しの手続きをしなければなりません。
KITASについて質問がある場合は、私たちに連絡をください。疑問を解決し、インドネシアの労働許可証の取得のお手伝いをします。